オープニングツリーを作る

使うオープニング手順が決まってきたら、オープニングツリーを作りましょう。
オープニングの選択で紹介した Opening exploler - lichess のように
選択した手から、枝分かれした図を作ります。

オープニングツリーは定跡をまとめた図で、有効手順を覚えやすくするため
変化手順の応手を決めておく、同じ悪手を繰り返さないいため、などに役立ちます。
うろ覚えの定跡でゲームをするよりも、オープニングツリーを作った方が
多くの変化へ対応が定まり、徐々に長い手順を覚えていけるでしょう。


作成にあたっては全体像をつかみやすくするため、大まかな図、個々の定跡図を作るといいです。

例 大まかな図1(図をクリックすると拡大されます)



大まかな図2



個々の定跡図


あらかじめオープニングツリーをある程度作っておくか、あるいはゲームで
経験した手順をもとに作っていくのもいいでしょう。いずれにしても
ゲームの経験から、オープニングツリーにはない手順を追加していきましょう。

オープニング (チェス) - Wikipedia と Opening exploler - lichess 
を参考にして作ることができると思います。

私がオープニングツリーを作るときに参考にしたものは
Fundamental Chess Openings と 各オープニングの専門書が主で
次に chessgames.com の Chess Opening Explorer(長手順は有料会員のみ)
それらに載ってない手の場合は Fritz 12 を使用しました。


手書きのオープニングツリーを紹介しましたが、パソコンを利用した
データ管理、ChessBase などのソフトを使ったデータ管理の方が
今では一般的なのかもしれません。

私は始め、手書きの方が見やすかったため、手書きのオープニングツリーを
作成していましたが、手順が増えるにつれて管理しづらくなってきたため
エクセルでオープニングツリーを作成していました(下図 参考例)。



追記( 2019年 1月 5日 )
ChessOK.com の Opening Tree Mode が使えなくなっていたので
記事を修正。
現時点では個人的にオープニングツリーを作っていませんが
オープニングを学びはじめた段階ではオープニングツリーを作るのは
有効だと思います。

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